002-自律神経失調の診断と休職

数年前、会社で新規事業に携わることになった。

それまでの仕事では将来的な昇給の可能性が見えず、やりがいも何もなかったので、チャンスだと思って自分から手を挙げた。新しい部署がちゃんと動くよう、システム的な部分を整えたり、スタッフに指示して体制を作ったり、元請け必要なことは何でもやった。(ちなみに、新しい部署がちゃんと稼働するような体制を作り上げたことについては会社からは特に評価なし。この点については、もうちょっと何かあってもいいんじゃないかと今も思っている。)

そして、委託元がちょっと変わった会社だったり、競合が急激に増えたりと、まあいろいろあって、その状況で成果をあげられるようにするのは自分にはハードルが高かった。継続して努力していけば道は開けるかも、と思って頑張ろうとしていたが、誰からも評価されていないと感じながらモチベーションを維持するのは難しかった。2年を過ぎたころには、だんだんと気力がなくなっていくのを感じていた。

少しずつ頭痛が増えていったり、生理のときの不調がひどくなっていった。仕事をしていると胸が苦しくなったりもした。

事業が始まってから約3年が経とうという頃、その事業に、コロナウィルスの影響が急速に明らかに出始めた日があった。その日、必要だった対応をし終えた瞬間、心が折れた。

その日を境に、朝、起きられない、頭痛が多い、だるい、胸が苦しい、生理痛、などで会社に行けない日ばかりになっていった。

しばらく後、上司から言われて病院に行き、自律神経失調症の診断を受けた。そして、正式に休職することになった。

画像: By Daria Nepriakhina from Pixabay

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