これは、栄養療法に出会うずっと以前の話になります。半分はスピリチュアルなお話なので、苦手な方や嫌いな方は3つめまでジャンプするか、ページをそっと閉じていただければと思います。
栄養療法を実践していれば不眠もなくなりそうな気がしますが、そうなるまでの対処方法として参考になる方がいるかも?と思い、書いてみることにしました。
30歳くらいまで、波はありましたがかなりひどい不眠症でした。寝れないまま朝を迎えることも多く、また、ベッドの中で眠れずにいるとネガティブなことばかり思いついて精神状態がどんどん悪くなり、とてもつらかったです。
転機は、ヒーリングに出会ったことでした。当時はmixiの全盛期で、サイト内でいろいろな分野に興味を持つひとたちが、それぞれグループを作って活動したり、自分の活動を告知したりしていました。その中で、雑誌「本当にあった怖い話」や「ムー」などが大好きだったわたしが、ヒーリングというものに出会うまで時間はかかりませんでした。
1. セルフヒーリングで不眠症を解消・克服
ヒーリングにもいろいろありますが、歴史も長く、多くの人に知られて使われているものと言えば、レイキヒーリングを挙げる人が多いのではと思います。当時のmixi内でも、レイキを覚えたてなので練習したいという人がグループ内で告知をしているのをよく見かけました。
レイキは誰かにやってもらうだけでもいいのですが、「アチューンメント」(またはアチューメント)という、ヒーリングエネルギーのスイッチをオンにするような作業?(ざっくり言うと、です)を受ければ誰でもできるようになります。また、アチューンメントを受けた人は、他人だけでなく自分自身をヒーリングすることもできます。さらに、ヒーリングを行う側と受ける側は必ずしも対面する必要はなく、離れたところにいてもヒーリングが可能とされています。
mixi内でアチューンメントを練習したいという人を見かけたわたしは、早速その人にコンタクトしてアチューンメントをしてもらいました。そのときは、どんなものか興味があって手軽に試してみたい、というだけだったので、どこかに出かけて行って会う必要もなく無料でしてくれる方にお願いしました。アチューンメント中は何かしらの体感があったんだったような気がしますが、もう覚えていません。だけど、練習を兼ねて自分で自分にヒーリングをしようとすると、途中で眠ってしまう、ということがよくありました。いつも眠ろうとしても眠れず苦しかったのが嘘のように、気持ちよく眠りに落ちました。夜、眠れないときでも、いろいろぐるぐる考えてどんどんネガティブになる代わりに、曲がりなりにも自分にヒーリングしようとすると眠れるようになりました。ヒーリングをしっかり練習することはできなかったけど、夜間のぐるぐるネガティブ思考がなくなると、普段の精神状態も少しマシになっていったように記憶しています。
2. 瞑想で不眠症を解消・克服
瞑想にチャレンジしたこともありました。高校のころだったように記憶しているのですが、雑誌「本当にあった怖い話」で「チャネリング体験記」というマンガが連載されており、その一部で、瞑想をすることで過去世などのビジョンを見る、という内容が描かれていました。と言っても、マンガのとおりに瞑想してみてもビジョンを見ることはできず、たまにやってみては「んー、なんも見えん…。」と思うだけで何年も過ぎました。
ヒーリングやアチューンメントを受けた際に体感があることが面白く、もうちょっと詳しく学んでみようと思って有料のセミナーを受けたのですが、その繋がりで見聞きすること(瞑想してたら〇〇のビジョンを見たよ!等)に心惹かれて、また瞑想をしてみました。
当時もあまり気力がない時期で、座ったまま瞑想するのがしんどかったので横になった状態でやってみることも多くありました。横になって体の力を抜き、呼吸に意識を向けていると、江戸時代の町屋の娘だった自分や、弥生時代に巫女をしていた自分のビジョンが見えて…こないのですが(笑)、いつの間にか、すーーっと眠ってしまっていました。
3. 体の力を抜いて不眠症を解消・克服
瞑想をしようとして横になって体の力を抜くとき、ふと思いついて体のパーツひとつひとつに意識を向けてみました。すると、横になっているにもかかわらず、首や肩だけでなく頭、顔、上腕、お腹など、びっくりするくらいにいろいろなところに力が入っていたり、力を抜いているつもりでも抜け切れていないことに気づきました。そこで、肩に意識を向けて、ふーっと息を吐きながら肩の力を抜く、次は首に意識を向け、ふーっと息を吐きながら首の力を抜く、そして頭に意識を向けて…と、各パーツごとに順に、意識して力を抜いていきました。すると、体の全パーツの力を抜き終えるころには眠りにつけることに気づきました。(この時点ですでに主目的が瞑想ではなくなっていますが…笑。)
4. おまけ・眠らずに不眠症を解消・克服
高校〜大学のころ、小説をよく読んでいた作家さんのうちのひとりが村上春樹さんでした。どの小説だったかエッセイだったのか忘れましたが、主人公?村上さん?が誰か(バーテンダーさんだったかも?違ったかも?)に、眠れないんだというお話をしていました。すると、相手は「眠れなければ、眠れるまで起きていればいい。」と答えていました。
当時は、無茶を言いはりますなあ村上さん、と思っただけでしたが、20代で不眠症がキツかった時期にふと思い出しました。眠れないときは、「眠らないといけないのに…明日は○○をしないといけないから、ちゃんと眠っておかないと上手くできないかもしれない…失敗したら仕事が続けられないかも…仕事をちゃんとできなければ、わたしはどうやって生きていくんだろう…」と、ぐるぐると考えてしまってどんどんネガティブになっていったりします。でも、そういうふうにぐるぐる考えてしまうのは、何もせずにただ横になった状態で、過稼働状態の頭だけが活動を続けてしまうせいだから…。そう思ったわたしはある夜、眠ろうとするのをやめてみました。マンガを読むのでもいいし、少し部屋を片付けてみるのでもいい。照明を消して真っ暗い中でぐるぐる考えるのではなく、起きて、何でもいいから何かをするようにしました。眠いとは思いつつ、何かしらやることを見つけてやりながら、限界まで起きていました。
すると、たしか翌日の昼ごろだか昼過ぎだったと思います。ほぼバタンキューに近い形で眠ることができました。
これを実行したのは夏休みだか連休中だかだったと思います。翌日に何も予定がなかったからできたことではありますが、不眠症がひどすぎるとき、頭の過稼働がひどすぎてヒーリングも瞑想も、体の各パーツの力を抜いていくこともできないときは、翌日の予定をあきらめてこの方法をとることもできると思っています。
不眠によってどんどん自分の精神状態が悪くなっていくときは、自分の心と翌日の予定、どっちが今の自分にとって優先順位が高いかな?と考えてみるのもいいのかな、と思います。