マグネシウムはどんな人に必要?
マグネシウムは誰にでも必要なミネラルで、かつ、現在の食生活では十分な量を摂取するのが難しくなっています。
わたしの場合は、ひどい頭痛や肩こり、緊張、生理痛で生活に支障が出るくらい困っており、それらの改善が栄養療法実践のいちばんの目的でした。これらに著効する栄養素のひとつとして藤川先生のブログにマグネシウムが記載されていたので、自分の体には特に必要性が高いのではと思い、摂ってみることにしました。
マグネシウムはいつ摂ったらいい?
マグネシウムの摂取時間は、鉄とは3〜6時間あける
以下のページに、酸化マグネシウムは鉄とは3〜6時間あけて摂らないと鉄の吸収がさまたげられる、という記載がありました。
「鉄剤と酸化マグネシウムの相互作用は?服用間隔をあける必要はあるか?(薬局)」
栄養療法で摂るのは酸化マグネシウムではなくグリシン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、クエン酸マグネシウムなどなので上記と同じ条件が当てはまるか分からないのですが、わたしは念のため鉄とは6時間以上あけるようにしています。
マグネシウムの摂取時間は、亜鉛とは3時間以上あける
Twitter上でやり取りのある栄養療法を実践されている方々の体験談として、マグネシウムと亜鉛を同時に摂っていると太ってきた、というお話が複数ありました。詳しい機序までは確認していませんが、代謝がおかしくなるようです。(わかる人、教えてください笑)そのお話をされていた経験者の方が、それに気づいてから3時間あけるようにしているとのことで、それで体重の増加が止まっているようです。これを聞いてから、わたしもマグネシウムと亜鉛の摂取時間を3時間以上あけるようにしています。
マグネシウムを摂るのは食後?食間?
ミネラルは一般的に空腹時のほうが吸収は良いようです。が、食後じゃないと気分が悪くなるものが多い…。わたしは胃に不調がでやすいので後述のリンゴ酸マグネシウムを夕食後、マグテインを(忘れなければ笑)寝る前に摂っています。栄養療法を続けているうちに胃がもっと丈夫になったら、リンゴ酸マグネシウムも食間に摂りたいなあ…。
マグネシウムはどの種類を摂る?
前述のように、マグネシウムにはいろんな種類があります。
- 酸化マグネシウム
- グリシン酸マグネシウム
- リンゴ酸マグネシウム
- クエン酸マグネシウム
- アミノ酸キレートマグネシウム
- マグテイン(L-トレオン酸マグネシウム)
…などなど。
このうち、酸化マグネシウムは便秘の緩和や胃酸の中和を目的として処方されることもありますが、体内への吸収率が低いため栄養療法には適していません。マグテインについては特殊なので別途後述します。その他のマグネシウムは、自分の体に合えばどれでもよいのだと認識しています(2021年8月現在)。わたしの場合は最初にグリシン酸マグネシウムを試してお腹がゆるくなりました。そこでリンゴ酸マグネシウムに変えてみるとちゃんと吸収されているように感じた(お腹がゆるくならない)ので、現在はこちらで継続しています。
マグテインって何ぞや?
サプリメントとして販売されているマグネシウムの一種で、マグテイン(L-トレオン酸マグネシウム)というものがあります。脳への血流は「血液脳関門」というしくみにより制限されていて、なんでもかんでも脳に入って行ってしまわないよう守られています。通常のマグネシウムも、この血液脳関門はなかなか通過できません。でもマグテインは他のマグネシウムと違って血液脳関門を通過できるため、マグテインのマグネシウムは脳内で活用できます。これにより、記憶力がよくなったり思考がクリアになったりします。
わたしも、もともとは論理立てて考えるのが好きだったはずが何年かストレスを蓄積するうちに苦痛になっていましたが、マグテインをちゃんと摂っているとモノを考えるのが楽だなと感じています。
マグテインとその他のマグネシウムはそれぞれ体内の別のところで働くので、両方摂ったほうがよいようです。
マグネシウムはカプセルと錠剤のどっちがいい?
「マグネシウムはどの種類を摂る?」で、グリシン酸マグネシウムではお腹がゆるくなったが、リンゴ酸マグネシウムなら大丈夫だった、と述べました。このとき摂っていたグリシン酸マグネシウムはカプセル、リンゴ酸マグネシウムは錠剤でした。なので、お腹がゆるくなった原因が、サプリメントの成分だったのかカプセルだったのか、まだはっきり分かっていません。カプセルはセルロースという繊維質の一種でできており、繊維質に敏感な腸を持っている人の場合は、内容物との組み合わせによってはお腹がゆるくなりやすいのかも知れません。ちなみにわたしは、ごぼうを少し多めに食べただけでもお腹がゆるめになるので、セルロースの影響は受けやすいかも?と思っています。カプセル入りの鉄サプリメントを摂ったときもお腹がゆるくなりました。
なので、わたしは今のところはマグネシウムを摂るときは錠剤のものを選ぶようにしています。
マグネシウムは経口以外にどんな摂取方法がある?
マグネシウムをサプリメントとして口から摂取した場合、その吸収率はあまり高くないと言われています。じゃあ他にどんな摂取方法があるの?って、気になりますよね。マグネシウムは実は、お風呂に入れたり海水に浸かったりすることで、お肌から吸収することもできます。これについては後日、別の記事で詳しく書きますね。
このサイトに記載の内容はすべて、わたし個人がどう実践しているか、というだけのものです。参考になれば嬉しいですが、誰にでも同じ方法・内容が当てはまるとは限りません。ぜひ自分の体や生活に最適な方法を自分でも調べてみてくださいね。
画像: by Steve Buissinne from Pixabay